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2ndSTAGE(準決勝・第二部)|MA2017

IT系モノづくりの天下一武道会!〜俺より強いやつに会いに行く〜【MA2017準決勝|第二部】

2017.12.22

MashupAwardsの準決勝となる2ndSTAGEは、各地でのハッカソン予選やプレゼン予選で勝ち抜いた作品、テーマ賞やオンライン審査で選ばれた作品など、様々な選考を勝ち抜いた作品がそれぞれ渾身のプレゼンテーションを披露しぶつかり合う場です。
今年はForAll(一般の部)として47作品が同時に発表するこのイベントは3部に分かれており、今回は、第二部で発表された以下16作品のレポートになります。(☆はトップ10作品です)
18.senmu|東京①予選代表
19.駄菓子屋ぺっちゃん|ペッパソンMA賞受賞作品
20.トイレットペーパー使いすぎ気づく機|オンライン通過作品
21.たたけトラッピー|XRハッカソン最優秀賞
22.My Favorite Farm 〜食育にエクササイズとインスタ映えを添えて〜|東海予選代表
☆23.Water Melon Sound |オンライン通過作品
24.腹咀嚼 [nom nom belly] |U-23賞(リクルートホールディングス)
25.誰でも魔法使いになれるジェスチャーで物体を動かすアプリ|レッドハッカソン最優秀賞
26.GROOVE v2.0 |オンライン通過作品 ☆
27.感覚球コビート|オンライン通過作品
28.ミミ子のただいまプリンター|チームワークが向上したで賞(サイボウズ)
29.Kopy コピーロボット|Good おしゃべり賞(NTTドコモ)
30. 悟られちゃうよ会議|金沢ハッカソン最優秀賞
☆31.学級崩壊ゲーム|会津ハッカソン最優秀賞
32.VOXELCANVAS|クラウドさえやればいい。賞(富士通クラウドテクノロジーズ)
33.ヒートガンで作るフルカラーポップコーン|オンライン通過作品
早速作品の紹介していきますね!

■作品紹介

18.作品名:senmu/サービス名:senmu(東京第一部予選代表作品)
無線でつながる 紐のないハーネス
https://hacklog.jp/works/51804
独り歩きが出来るようになると目を離せません。でもハーネスはちょっと・・。親から離れたら手首につけたSenmuが強く振動して、お子様を見守ります。
Bluetoothがきれたらブルッとする。親と離れたら両方にノーティフィケーション与えるデバイス。

動画によるデモの解説はこちら。


2ndSTAGEの定番?アルコール駆動発表スタイル!
勢いで作ったという自作の基板について語る所で会場からは感嘆の声があがりました。


19.作品名:駄菓子屋ぺっちゃん/チーム名:TEAM P works with Shinta(ペッパソン代表)
お金の計算がむずかしい子どもでも金額ぴったりに買いモノできるようPepperがお助けします

https://hacklog.jp/works/50611
駄菓子屋のメインターゲット層である幼児〜小学校低学年の場合、決められた金額の中でぴったり買いモノをするのはなかなか難しいもの。
Pepperが子どもが持ってきた買いたいモノを画像認識して価格を計算し、合計金額がいくらか、その日使える金額と比較して「まだ買えるか」「ぴったりか」「予算オーバーか」を親切に教えてくれる。

お菓子を画像認識し、値段を教えてくれるデモ


さすがペッパソン西の陣の参加者(関西の方)。コテコテのコントをおりまぜ実演頂きました。
多少の画像認識の違いも「知らんがな」という関西のおかんらしいツッコミ表現でかわす所等細かくて良かったなあ。


 
20.作品名:トイレットペーパー使いすぎ気づく機/チーム名:TTKK(オンライン審査通過作品)
トイレットペーパーを一定量を超えて使う場合に、アラートを鳴らして警告します。
https://hacklog.jp/works/52379
トイレの課題はたくさんあるけれど、、全ては解決できないので、使いすぎ問題・地球温暖化の課題にフォーカスして解決するよ。Arduino, タコセンサー, 7セグメントディスプレイを使って、実際にトイレットペーパーの使用量が見える化されます。

40cmを超えると警告音が鳴るデモ動画


前日のシビックテック部門決勝ではとても話題になった本作品。2nd当日は実機では無く動画で説明されておりました。


21.作品名:たたけトラッピー/チーム名:トラッピー (XRハッカソン最優秀賞)
VRトラッピーになりきり、拍手で世界平和を達成しよう
https://hacklog.jp/works/51265
Windows MRでトラッピーになりきります。クラッピーとトラッカーを繋げてVR空間でクラッピーを用いて遊べるようにしたよ。
足元も触覚デバイスを使って、「踏み潰す」感覚を再現。

背景が青の時、私も青!そう、これが人間様の知恵!(大爆笑)というデモ


 
22.作品名:My Favorite Farm 〜食育にエクササイズとインスタ映えを添えて〜/チーム名:Workpiles(東海予選代表)
卓上に置けるちょっとした水耕栽培装置
https://hacklog.jp/works/51265
IBM IoTプラットフォームを活用し、各種センサーにて水耕栽培を管理。
自動灌水、水温管理、気温、湿度、水温モニタ等などこだわりが満載。
自分で体を動かした分だけ植物の成長を促せるエクササイズモードも搭載。


水耕栽培でこだわったのは「可愛いは正義」なデモシーン。細かい演出が可愛い!


 
23.作品名:Water Melon Sound/チーム名:風邪はスイカ食べれば治る(オンライン審査通過作品)
スイカが成熟しているかしていないかを判定します
https://hacklog.jp/works/52274
(トップ10に入った作品です。詳細はトップ10のレポートをご覧ください。)


 
24.作品名:腹咀嚼 [nom nom belly] /チーム名:Team Rico(U-23賞(リクルートホールディングス))
お腹の口で食べ物を食べる体験ができるVR作品

https://hacklog.jp/works/51990
お腹に口がついたベスト型デバイスと食べ物を置く皿型デバイスから構成される腹咀嚼。
ベスト型デバイスは振動スピーカと揉み機構を設置し、咀嚼を感じられる。
皿型デバイスは照度センサとつけ、食べ物を検知しベスト型デバイスと体験を連動させる役割を持つ。

咀嚼をして最後に飲み込むごっくんデモ。


腹咀嚼はまずはその着眼点の斜め上具合に会場をざわつかせました。「お腹で食べる」体験はInteractiveDesign部門の決勝審査会で審査員から「人生で忘れられない体験」という言葉が飛び出すほどのインパクトがありました。


 
25.作品名:誰でも魔法使いになれる!ジェスチャーで物体を動かすアプリ/チーム名:大阪駆動開発ボッチ1号(広島レッドハッカソン最優秀賞)
HoloLensとIOTを連携しジェスチャーで現実世界の物体を動かすアプリ
https://hacklog.jp/works/50684
HoloLensのジェスチャー操作のコマンドをMilkcocoa経由で対象物(ラジコン等)に伝達し操作する。
魔法使いのアシスタントとしてペンギンが出現し、魔法使い感をアップさせるよ(botで会話もしてくれる)。

魔法使いっぽいエフェクトと共にラジコンを動かすデモ動画。(ペンギンの存在に会場は釘付けでしたよ】


 


 
26.作品名:GROOVE v2.0/チーム名:TEAM GROOVE(オンライン審査通過作品)
ダンサーが自らの表現によって自由に外部環境をコントロールできるデバイス
https://hacklog.jp/works/52199
(トップ10に入った作品です。詳細はトップ10のレポートをご覧ください。)

 


 
27.作品名:感覚球コビート/チーム名:TBD(オンライン審査通過)
映像と音声以外に、触覚を通信できたらというビジョンのもと、感覚を伝える球を作り、コビートと名付けました
https://hacklog.jp/works/51639
通常感じられないような擬態音を、触覚として通信して伝えていく球。(だと思う。。)

実際のデモは当日は残念ながら聴こえませんでしたが、会場から「新しいスタイル」と言われたデモはこちら。



28.作品名:ミミ子のただいまプリンター/チーム名:Uchino
(チームワークが向上したで賞(サイボウズ))
うさぎのミミ子が可愛くナビゲートしてくれる親子の音声認識コミュニケーションツール

https://hacklog.jp/works/52241
スマートフォンを持たせる事がまだできない子供と、「音声UI」と「プリント」によって遠隔コミュニケーションを実現するツール。子育て世帯が日々直面するシーンに対応しているとのこと。
両親からLINE経由でメッセージを送ったり、オンラインで指示を出すと、ミミ子が印刷・音声等で可愛く回答・反応するよ。

予定を印刷してくれるデモ。(可愛いと好評でした)


 


 
29.作品名:Kopy コピーロボット/チーム名:Ktrips 吉田 顕一 (Good おしゃべり賞(NTTドコモ))
鼻を押して絵を描いて貼るだけで、そのキャラに乗り移るコピーロボット
https://hacklog.jp/works/51644
AIスピーカーや家庭内ロボットが盛り上がっていますが、皆さん本当に話しかけたいですか?あなたにぴったりのキャラ、声、人格に成り変わるコピーロボットなら、楽しく話せるはず!
様々なAPIと連携をさせ、コピーロボットに様々な人格をつけることができる。

ミサワにチェンジするデモ。


こちらは動画ですが、チェンジの様子がよくわかります。


 
30.作品名:悟られちゃうよ会議/チーム名:出だしはやる気満々チーム(from sharebase.InC)(金沢ハッカソン最優秀賞)
こっそり教えてもらった情報を元に会議中の空気を見える化して、円滑に場を進行させちゃいましょう。
https://hacklog.jp/works/51377
MESHの動きセンサーや明るさセンサーを活用し、会議への前のめり判定を行います。
また、会議中の表情も判定することで会議中の空気を見える化するよ。



表情判定のデモ動画。会議中の感情をBOTが教えてくれるよ。


 
31.作品名:学級崩壊ゲーム/チーム名:g2チーム(会津ハッカソン最優秀賞)
プレイヤーは卒業が危うい生徒になって先生を倒す。攻撃方法は、机の上のものをつかみ先生に見られていない間に投げる
https://hacklog.jp/works/51566
(トップ10に入った作品です。詳細はトップ10のレポートをご覧ください。)


 
 


 
32.作品名:VOXELCANVAS/チーム名:にちこめん  (クラウドさえやればいい。賞(富士通クラウドテクノロジーズ)
ウェブ上で完全動作するボクセルモデリングクリエイションプラットフォーム
https://hacklog.jp/works/50986

モバイル/デスクトップ問わず動作し、ユーザーは自由な発想でボクセルモデルを作成できる。作成が完了するとワンクリックでシェアすることが可能で、URL1つでモデルを全世界に公開することも可能。作成されたモデルはギャラリーに並び、360度から閲覧したり、エクスポートして再利用することができる。

実際に花のモデリングをリアルタイムで行うデモ。


 


 
33.作品名:ヒートガンで作るフルカラーポップコーン /チーム名:sweet electronics(オンライン審査 )
①ヒートガンでポップコーンを作り、②動画と連携してキャンディーを砕いてポップコーンをカラフルにするというシステムです。

https://hacklog.jp/works/51786
ヒートガンでポップコーンを作り、ソレノイドを使ってキャンディを砕き、粉状になったキャンディを熱してポップコーンに色を付ける。そこにsrt.jsを使って動画と連動するように一工夫。ソラコムのSIMをRaspberry Piに挿して、インターネット経由でソレノイドの操作コマンドを受け取るようになっている。

ヒートガンでポップコーンを作る際に、斜めすることでポップコーンがきちんと前のかごにおさまるようになったデモ。


技術の無駄遣いとはまさにこの事で、MakerFair展示時は消防庁に許可をとって展示をしていたというガチ具合。
ななめドラム式の部分も試行錯誤をの結果たどり着いたとのこと。


以上、第二部のレポートした!
全作品紹介は以下のリンクから!(公開次第リンク設定します)
ForPro | トップ10 | 第一部 | 第二部 | 第三部 |touch&try(懇親会)
イベントの様子、超ボリュームのまとめになっています。参加者同士の掛け合いが面白すぎるので是非チェックしてください。
●つぶやきまとめ(togetter)
forPro:https://togetter.com/li/1180094
第一部 :https://togetter.com/li/1180105
第二部 :https://togetter.com/li/1180101
第三部:https://togetter.com/li/1180095
写真もドーンと特盛りボリュームです
●イベント写真(flickr)
forPro:https://www.flickr.com/photos/100125183@N08/albums/72157690172684514
第一部 :https://www.flickr.com/photos/100125183@N08/albums/72157661481555897
第二部 :https://www.flickr.com/photos/100125183@N08/albums/72157661484366217
第三部:https://www.flickr.com/photos/100125183@N08/albums/72157689443498761
懇親会:https://www.flickr.com/photos/100125183@N08/albums/72157663534599498
 

第二部の風景・休憩時間!
本来だったらライバルである発表者同士も2ndSTAGEでは距離も近く仲良くなります!
お互いに応援したり、作品の詳細を聞いたり。
この時間がずっと続けばいいな、、と思うスタッフでした。

 
 

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