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展示作品紹介|DGであそぼ

親の手をひっぱって、子どもが足を運ぶモノづくりの展示イベント

2025.08.20

ちょっと時間がたってしまいましたが、「ProtoPedia」がイベント協賛した「DIYなデジタルガジェットで遊ぼ」で展示された作品紹介をしたいと思います。
DIYなデジタルガジェットで遊ぼ3」は、2025年7月19日(土)に栃木県那須塩原市図書館「みるる」で行われたイベントで、那須のキッズ達に「プログラミングを身近に感じてほしい」という趣旨で、地元の有志メンバーで主催したイベントで、今回が三回目の開催になります。
プログラミングや工作好きな約15組の大人が、好き勝手つくったロボ・おもちゃ・文具などを30作品ほど展示する一方、プログラミング体験コーナー、3D プリンタの実演などもあり、大人も子どもとても楽しそうに見たり遊んだりしていました。
参加無料の上、夏休み初日だったからか、こども連れの親子がたくさん遊びにきていました。

そして展示者の方が言っていた、この一言がひとつの特徴なのかもしれません。

「東京のイベントは親が子どもをイベントに連れてきている感があるけど、このイベントは子どもが親の手を引っ張ってきている印象がある」

図書館開催ということで会場は防音の壁で遮られています。
なかなかイベントに気付けないので、入口付近には音がしない作品を中心に、光り系の作品やスイカゲームなど、キャッチーでわかりやすいものを集合させ、注意をひいていました。(展示者不在の借り物です)

受付横のくだものプールで子どもがあそぶ図

では、当日配布された展示作品一覧の順番に、作品を紹介していきたいと思います。
ProtoPediaに登録のある作品は、作品ページへのリンクもつけてますので、利用技術やシステム構成などはProtoPediaページなどでご確認ください!

▼展示作品一覧(会場マップ)

1.ProtoPedia

3Dプリンタを持ち込み、キーホルダーを印刷。子ども以上に大人が覗き込んでいた気がします。印刷したキーホルダーは、ちびっこにプレゼントされており、嬉しそうにキーホルダーを抱える子どもたちがとても印象的でした!

2.ひげだるま

自作コントローラでマリオを楽しむ作品「ワンボタンマリオ」シリーズ。今回は「でっかいコントローラー」が準備されましたが、ちびっこにはちょっと難しかったようで、ワンボタンに途中でかわってましたw。

3.豊田陽介(@youtoy)

様々なガジェットに反応するパーティクル。今回は竿根(釣り具のリール)バージョンが追加。こちらもちびっこが絶えないブースでした。

4.USASHIROU

BVE鉄道シミュレータによる運転シミュレータ。これはボーイズと鉄分高めの大人に大人気。

5.佐藤圭

どく◯いスイッチ風マクロパッドと自作ヨーヨー。まわるヨーヨースタンドも自作です!

6.UGOKU Lab

めっちゃ不思議感覚な作品「ジャイロ効果を感じるやつ」。持たせてもらったのですが、生き物みたいでした。他にも、スマホで手軽にマイコンを遠隔操作できるカスタムパネルアプリ「UGOKU Pad」の展示などもありました。

7.neet2121

赤外線ラジコン「スタンクチャン」と、赤外線ハンドガン「電子サバゲーシステム」。両方とも大人気!
ハンドガンは外でめっちゃ動き回って対戦してました!

8.AKIRA

多面体模型と手乗り移動ロボ。不思議なロボの動き(と機構)を興味深そうに子どもがじっとみつめ、楽しそうに操作もしていました。

9.haru_oguri

紐をひっぱり、自分の力でNゲージを走らせます!走っている列車をとらえるカメラもとてもいい!

10.riro products

電流イライラボードはいつも人がいた印象。他にも「なんでもコントローラー」やパパ好みの作品も展示してました。

11.けけゆう

デジタル万華鏡はとてもきれいでした。そしてキーボードをひくと光が動くインスタレーション作品も素敵でした。

12.こもち

超横長ディスプレイで楽しむエアホッケー。みんなハマってました。(次の日にこのディスプレイを買いに行った大きなお友達もいたとかいないとかw)

13.OUCHILaboratory

ペンプロッタもみてて飽きないですが、卓上博物館「あなたのミュージアム」もとても興味深くじっと見入ってしまう作品でした。

14.えむかわ

いつもの「うずら(オレンジ色のロボット)」とゲームに加え、今回は緑の卓上ロボ「ほたて」も展示!

15.micro:bit champions & friends

早押し連打マシン。今回はファミコンのコントローラ版も登場していました。
ランキングがあるのでみんな燃えてます。(子どもが遊ぶ姿を見守るおっちゃんの頬が緩む瞬間)

<プログラミング体験コーナー>

15.micro:bit champions & friends(micro:bit体験)

マイクロビットのカーリングゲームが、プログラミング体験コーナーで初登場!盛り上がってました。

16.CoderDojo西那須野(Viscuit体験)

いつものviscuit体験。予約の必要もなく、フラッと体験できるのが嬉しい。
絵を書いて、動きをつけて、スクリーンに送ると、みんなの絵と一緒にわちゃわちゃします。

まとめ

今回は近くの小学校にチラシを配布してもらったからか、フラッと立ち寄る人に加えて、イベント目的で来場してくれる人もチラホラと。図書館併設のカフェもみんな利用しており、和やかな雰囲気はいつもどおりでした。

展示数もほどほどなので、展示者同士の交流もあり、子どもも大人も楽しんでる感じがとてもよかったです。


こういったメイカー系展示イベントは各地で開催されていますが、空白地帯もまだまだあります。空白地域に住んでいるキッズにも、こんな楽しいイベントに触れられる機会が増えて、モノづくりって楽しいなって思う親子が増えたらいいな。と思っています。

「ProtoPedia」は、こういったメイカー系展示イベントの協賛をしています。イベント告知のお手伝いをしたり、運営のお手伝いをしたり、作品貸出に協力したりなど、なにか協力できることがあるかと思いますので、運営を検討されている方はProtoPediaのXアカウント(@Peotopedianet)まで是非ご相談ください。(メンションいただければ返信するはず)

参加する方も増えてほしいので、イベント一覧なども作成しています。
2025年:メイカー系展示イベントまとめ

主催のみなさま、展示されたみなさま、楽しい時間をありがとうございました!

つぶやきまとめはこちらから!
https://posfie.com/@ProtoPedianet/p/3VIGWnG

蛇足

ライター:鈴木まなみ(本イベントの主催メンバーの一人)

今回で3回目の開催ですが、毎回なにかのチャレンジをいれています。
今回は3Dプリンタの実演と、キーホルダープレゼントというのにチャレンジしました。
(2回目のチャンジはアクリルキーホルダーワークショップ、分解ワークショップと、CodeDojo同時開催にチャレンジ)

私はモノづくりはできないのですが、今回は3Dプリンタを持参してうちの子が喜んだ作品の印刷(データはオンラインでシェアされているもの)と、展示者不在の借り物の作品担当をしてました。
自分でつくったものでもないのに、作品に触れて笑顔になってくれるととても嬉しいですね。
3Dプリンタで作られたキーホルダーを嬉しそうにしてくれた子供の笑顔がとても嬉しかったです。
また、こんな小さな子が自分のお気に入り作品で遊んでくれたのも嬉しかった。とても楽しそうでした!(貸出のお願いしてよかった)

モノづくりに興味を持つ子どもが那須に増えるといいな。
展示側で地元の人が増えることもめざしつつ、継続開催していければと思います。

また、無理のない開催を心がけており、この規模を広げようとはあまり思っていません。
年に一度の継続開催をしていければと思います。
「2回目を開催を気づかず参加できなかった」とおっしゃってくれた参加者の方がいらっしゃったので、まずは告知をちゃんとしなやきゃ…と思っています。
また、同じ時期に開催することも大事と思っているので、毎年7月に開催できたらいいなと感じました。(といいつつ、まだ来年の会場予約できてない…)

最後に、イベントに参加いただきXに動画投稿してくださったみなさまや、ちーきくさんに撮影いただいた写真をブログで沢山使わせてもらいました。ありがとうございます。



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