2020年12月19日の授賞式をもって、本年度のヒーローズ・リーグは全て終了しました。
ご参加いただいた参加者、そしてヒーローズ・リーグを支えて頂いたすべてのスポンサーや、コミュニティの皆様に改めてお礼をお伝え致します。
「ひげだるま」の願い
私の初参加は、MA10(2014年)でした。
当時は、金銭的な余裕もなく大阪から夜行バスで参加し、夜行バスで帰る0泊3日で参加していました。
私は運良く受賞することができ、その後の家族の理解や、会社からのサポートが得られたことで、活動がしやすくなりました。
しかし、金銭面や、家族の反対など作品の良し悪し以外の要因で、参加できず苦しんでいる方も知っています。
どこに住んでていても、どんな条件の人も、気軽に参加できるようにしたい
「平等なチャンスと、受賞などによる新しい可能性」
このこだわりが、今回のオンラインリーグに反映されています。
動画が必須の理由
今回のヒーローズ・リーグで一番の変更ポイント「動画」
ここまで動画にこだわったのには以下のような思いがありました。
- できるだけ平等になるように
- ずっと見てもらえる記録として
- 動画を作るきっかけとして
できるだけ平等になるように
今回応募には動画を必須とし、決勝審査会では、動画を再生するというスタイルを採用させていただきました。
動画にすることで、当日参加できないという制約を回避したいと考えたからです。
参加できる方は発表、難しい方は動画という案も考えましたが、やはりライブ感のある発表と、動画だけでは平等にするのは難しいと感じ、いろいろご意見はありましたが、ここは私の意見を採用させていただきました。
ここオンラインリーグで一番拘った部分でもあります。
個人賞のバリエーションを!個人スポンサー
2015年から勝手に個人賞と称して賞を贈ってきました。
その後、MAとして小さな賞状を渡す形に進化、今年からは1つの賞として提供できる個人スポンサー制度を用意させていただきました。
今までの個人賞と違うのは、自分が評価したいテーマを決める点です。
ヒーローズ・リーグは、IoTやVUIなど、どうしても大きなテーマがメインになります。
しかし、それらには該当しないけど、素晴らしい作品は沢山あります。
個人スポンサーそれぞれの想いの詰まったテーマをご用意いただく事で、受賞できる作品の幅を増やし、今までは賞に該当しない作品も沢山キャッチアップできれば嬉しいという思いがありました。
結果として、19人が個人スポンサーにご賛同いただき、19個の賞が生まれました。
予想外だったのは、受賞作品を選ぶ過程を凄く楽しんで頂けた事です。
贈る方、贈られる方、両方の嬉しい楽しいを繋ぐ個人スポンサー制度は、来年も続けていければと思います。
受賞作品を選ぶヒーローズ・ビンゴ
大々的にキックオフでお話はしましたが、細かな部分や、システムなどはヒーローズ・リーグのスケジュールと同時進行でした。
同時進行であるが故に、ぎりぎりでの応募期間の変更や、様式の変更があり参加者のみなさんにわかりにくくなってしまったこを申し訳なく思います。
いろいろ運用に変更はありましたが、ヒーローズ・ビンゴで実現したかったことは以下の3つです。
- 他の人の作品を見てもらうきっかけにしたい
- ヒーロー選出はBINGOのヒーロー枠
- 決勝を見るためのきっかけにしてほしい
他の人の作品を見てもらうきっかけにしたい
今回のヒーローズ・リーグだと他の人の作品をみてもらう機会が大幅に減る事が企画の段階でわかりました。
ヒーローズ・リーグの魅力1つは、他の作品を見る事による驚きや、発見が得られる場の提供です。
それをビンゴという形でご提供できないかと考えました。
ヒーロー選出はBINGOのヒーロー枠
ヒーロー選出をどうするかも、課題の一つでした。
参加者が納得ができ、できるだけ公平で、みんなから選出される方法はないか・・そこで、思いついたのがビンゴの真ん中ヒーロー枠ルールです。
決勝を見るためのきっかけにしてほしい
動画の応募なので、参加者がいなくても決勝は進みます。
自分の望んだ事ではありますが、見る人がいなかったら・・という不安がずっとありました。
決勝に残った素晴らしい作品を多くの人にも見て欲しい。
当初は、作品発表後に受賞結果を発表するリアルタイムビンゴを実施する方針でしたが、結果としてリアルタイムビンゴはなくります。
予選ごとの作品のブラッシュアップ
当初の予定では、募集終了時にヒーローも確定の予定でした。
しかし、ヒーローズ・リーグでは、各予選ごとに作品をブラッシュアップされる方がいます。
このブラッシュアップもヒーローズ・リーグの特徴の一つだと思います。
決勝に向けて作品のバージョンアップや、動画の更新をされている人が居たら、その内容を結果に反映できない。。
ぎりぎりまで悩んだ結果、リアルタイムビンゴを廃止、総数ビンゴ一本にし、ビンゴ作品発表後まで登録可能としました。
リアルタイムで見ていただくよりも、作者の想いを結果に反映したいを優先
最後に生電話など、いろいろな施策をしましたが、これ以外にもよかった点がありました。
自分以外の作品の受賞を喜べたという事です。
コンテストなので自分の受賞も気にはなりますが、大好きな作品が受賞するって予想以上に嬉しいものですね!
最後に
改めてになりますが、ヒーローズ・リーグに携わって下さった皆さんにお礼をお伝え致します。
今年は、「ひげだるま」スタイルのヒーローズ・リーグでした。
来年はどのようなスタイルになるかわかりませんが、「つくる」を通じて、誰もがヒーローになれる開発コンテストという根幹な部分は変わりません。
もし、ヒーローズ・リーグに想いをのせたい方がいらっしゃいましたら、ご一緒に創っていければと思います!
ぜひお声がけください!
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