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展示作品紹介|DGであそぼ

黒猫ロボや鉄道ゲームなど、図書館でふらっと「?」で入ってきたキッズが「!」にかわる発明品達

2024.10.22

「何のイベントだろう?」とふらったきたキッズが「!」に変わる、モノづくりの展示イベント

ProtoPedia」が、10月20日に栃木県那須塩原市図書館「みるる」で行われた「DIYなデジタルガジェットで遊ぼ2」というイベントに協賛したので、そこで展示された作品の紹介をしてみたいと思います。
ProtoPediaに登録のある作品は、作品ページへのリンクもつけてますので、利用技術やシステム構成などはProtoPediaページなどでご確認ください!

「DIYデジタルガジェットで遊ぼ」は、那須のキッズ達に「プログラミングを身近に感じてほしい」という趣旨で、地元の有志メンバーで主催したイベントで、今回が二回目の開催になります。
プログラミングや工作好きな15組の大人が、好き勝手つくったロボ・おもちゃ・文具などを30作品ほど展示する一方、プログラミング体験コーナー、アクリルキーホルダーワークショップ、分解ワークショップなどもあり、大人も子どもとても楽しそうに遊んでいました。
参加無料、申し込み不要(一部を除く)で、図書館にきた親子がふらっと立ち寄れる設計も良かったように思います。

入口はこんな感じで、ピカピカものを集合させて、エレクトロニクス風味をトッピングしながらお出迎え。(撮影:pscmpas

では、以下の展示作品一覧の順番に、作品を紹介していきたいと思います。

▼展示作品一覧(会場マップ)

1.こもち

おもちゃのロボットハンドを電動化したものを使ったクレーンゲーム!お菓子もゲットできるとあって、子どもたちに大人気!なんとなく見た目が3Dプリンタっぽいのは、廃材を使っているとのこと。
うちにもあるおもちゃが使われているところが、とても身近に感じられた作品でした。(チョコレート食べたかった)。

2.豊田陽介(@youtoy)

ロボットトイ「toio」を、100均一アイテムで動かします。小さなお子様もとても楽しんでいました。
ぶつかるのは意図的ではないものの、ぶつかったほうが可愛いと思うのはなぜ?ちょっと欠点があるぐらいが、生き物ぽいのかしら(なんちゃって)。

3.USASHIROU

BVE鉄道シミュレータによる運転シミュレータ。これはボーイズと大人に大人気。
鉄分高めな自分は、子どもがいない隙を狙って体験させてもらいました…が、難しい。そして知っている路線(総武線)は燃えますね。

4.小林竜太

球体多脚ロボアニマトロニクススマートペンスタンド、目玉ロボ、などなど、フレンドリーなロボが大集合!「これ、どこで売られてるんですか?」と思わず聞いてしまいそうな完成度。
そして、展示の工夫が参考になります!

5.パスコンパス

子どもが楽しめる「タブレットに描いた軌跡を再現してくれるペンプロッタ」と、「くるくる手回しパラパラマンガ」。そして、マニアな大人が喜ぶ「自己点滅LEDでソレノイド駆動」を展示。
パラパラマンガは自分の絵で作ってみたい!

この仕組み、ゼネバ機構っていうんだよ

6.コバユタ

電子ペーパーを使った浮世絵フォトフレームや、ちびっこが大好きなNゲージの運転作品も!
脚で発電させNゲージを走らせるというコラボ(前のテーブルの「haru_oguriさん作品とのコラボ)もありました!

7.micro:bit Champion

「5秒位内」に何度連打できるかを競う連打ゲームは、マイクロビットで制作。
ランキングがでると、みんな燃えますよね。

8.えむかわ

スマホで動く自作ロボ卓上歩行ホビーロボ、自作ドット絵ゲームなど、キッズだけでなく、大人(主に展示者)も興味津々に遊ばれてました。(自分が見に行ったら充電中だったorz)

9.haru_oguri(HumanTechLab)

二人で発電しながらゲーミングエクササイズ!そして糸車の体験もできたよ!

10.ProtoPedia

ProtoPediaに登録のある作品も複数展示させてもらいました!
受付近くでは、お借りした、くだものプール(by湯村 翼)、やデジタル花火うちわ(byPikaPikaらいと)、LEDが転がるガジェット(bykotaproj)などを展示。ブースで展示した「論理演算式コントローラー(byひげだるま)」は、コントローラー操作が難しいキッズでも遊べるよう、ボタン方式(青:ジャンプ|赤:ストップ)に進化していました。アヒルの頭のネジをまわすと、Bダッシュモードになるらしいです。

くだものプール

LEDが転がるガジェット

演算式コントローラ(ちびっこ仕様)

11.Roktrack

パイロンを置くだけで草が刈れるロボット草刈り機。草刈りに困っている大人の共感を得て大人気!かとおもいきや、動くロボットをじっと見つめる子どもも印象的でした。
個人的には、ネットでよく見ていたRoktrackが「動いている姿」を「生で」見れたのがとても嬉しかったです。(動態展示は今回がはじめてだったとのこと)

12.石井大樹

マイクロビットで作られた赤外線射的は、一人でも楽しいのに、対戦なんて楽しいに決まってるじゃないですか。

以上が、今回のイベントで展示された作品です。
また、二回目となった今回は、ワークショップも増えたのでそちらもご紹介。

13.メイカーズ・バン・イーヴァ(アクリルキーホルダーを作ろう)

自分で書いた絵がキーボルダーになるワークショップ。ベースの柄を選び、絵を書いたら、レーザーカッターで印刷開始!出来上がったら紐を選んで…っと、世界に一つしかないキーホルダーをつくって、大人もちびっこも笑顔で持ち帰っていきました。
「このワークショップ、まだやってますか?」っと目当てで来場してくれた方もいらっしゃいました。

興味深そうに見つめるキッズ
書いた絵を手に、印刷をお願いする直前のキッズ
楽しそうに紐を選ぶキッズ

14.CoderDojo西那須野(プログラミング体験コーナー)

プログラミング体験コーナーは、viscuit体験。予約の必要もなく、フラッと体験できるのが嬉しい。
絵を書いて、動きをつけて、スクリーンに送ると、みんなの絵と一緒にわちゃわちゃします。

今回は、プログラミング体験コーナーだけでなく、出張版CodeorDojo西那須野も同時開催。
黙々とそれぞれで作業をし、最後に発表するといういつものスタイル。

15.CoderDojo古河(分解ワークショップ)

PCやHDDの中をのぞいて「Reduce(リデュース)|Reuse(リユース)|Recyle(リサイクル)」できるか、分解してみるというワークショップ。ドライバーをもったキッズの顔はみんな真剣。

まとめ

来場は絶えることなく、こんなかんじで、大人も子どもも終始楽しんでいました!

入場無料で、予約も申し込みも必要ないので、図書館にきた親子がふらっとよってくれたこともありますが、リピーターも数名いらっしゃいました。
地方のメイカーイベントは、図書館やショッピングセンターなど、市民の方がふらっと立ち寄れる場所で開催され、大規模イベントの客層とは若干違うところが楽しかったりします。
そして、カフェ併設の素敵図書館である今回の会場は、はじめてきてくれた展示者の方にも大好評。

こういったメイカー系展示イベントは各地で開催されていますが、空白地帯もまだまだあります。空白地域に住んでいるキッズにも、こんな楽しいイベントに触れられる機会が増えて、モノづくりって楽しいなって思う親子が増えたらいいな。と思っています。
「ProtoPedia」は、こういったメイカー系展示イベントの協賛をしています。イベント告知のお手伝いをしたり、運営のお手伝いをしたり、作品貸出に協力したりなど、なにか協力できることがあるかと思いますので、運営を検討されている方はProtoPediaのXアカウント(@Peotopedianet)まで是非ご相談ください。(メンションいただければ返信するはず)

<ものづくり展示会での協賛実績>
つくろか!3〜よみがえれ、ものづくり百鬼夜行〜(2024年10月)
MakerFaierTokyo2024(2024年8月)
つくろがや!2(2024年4月)
DGで遊ぼ(2024年2月)

参加する方も増えてほしいので、イベント一覧なども作成しています。
2024年:メイカー系展示イベントまとめ
2025年:メイカー系展示イベントまとめ

主催のみなさま、展示されたみなさま、楽しい時間をありがとうございました!

つぶやきまとめはこちらから!
https://togetter.com/li/2453220

蛇足

一番の目的である「那須に住んでいるキッズが、楽しい大人と作品に出会ってほしい」は実現できている気がします。
そして今回は、北関東のエンジニア参加率があがりました!近郊のエンジニアの人が参加しやすいようにしたい!という思いもあるので、密かに嬉しかったです。
一方でいろんな地域(首都圏、大阪、新潟、長野、愛知)の方に参加いただけるのももちろん嬉しい!
小さなイベントほど、展示者同士のコミュニケーションの時間ができるので、そのつながりからなにか生まれてほしい。という思いもあるからです。
更に目指すのは、地元の中高生の出展かな。

また、こんな投稿もとても嬉しい。お近くにお住まいなら、次は一緒にやりましょう!

最後に、イベントに参加いただきXに動画投稿してくださったみなさまや、ちーきくさんに撮影いただいた写真をブログで沢山使わせてもらいました。ありがとうございます。

蛇足2

ロボットからみた展示会の様子



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