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【ハッカソンレポート@函館】Mashup Awards 11 学生部門 ハッカソン予選 〜 最新APIでMashup!!〜

2015.09.04

9月1-2日に行われた学生ハッカソン「Mashup Awards 11 ハッカソン予選 in 函館 〜 最新APIでMashup!!〜」のレポートになります。

ハッカソンのテーマは「すごいインターフェース」

今回のハッカソンは「ヒューマンインタフェースシンポジウム2015」の併設ハッカソン。シンポジウムのテーマが「イカすインターフェース」だったので、それにちなんでのテーマになります。

 

また、MashupAwardsの予選もかねてのハッカソンなので、最優秀賞チームは、学生部門賞の決勝へ進出する権利を獲得します。 200万円まであと2つという近道を手に入れたチームはこちらです。

 

②作品名:No More ぼっち飯 /チーム名:ぼっち飯撲滅委員会
hacklog.jp/works/3502

 

ぼっちでご飯を食べているとPepperが近寄って話し相手になってくれるサービスです。

 

 

今回は、こちらの審査基準をもとに、以下の3名の方に審査いただきました。
アイデア:独自性、新規性、優れた着眼点、発展可能性

●完成度:実用性、ユーザビリティ、エンタテインメント性

●デザイン:芸術性、優れた表現技法

左から
・はこだて未来大学 角氏
・はこだて未来大学 塚田氏
・MozillaJapan 瀧田氏

 

それでは、今回のハッカソンで作られた作品を、最優秀作品から紹介していきたいと思います。

■発表作品

<最優秀賞>
②作品名:No More ぼっち飯 /チーム名:ぼっち飯撲滅委員会
hacklog.jp/works/3502
ひとりで寂しく食事をしている君のもとへ・・pepperが笑顔を届けにやってくる!!
デモではぼっち飯のスマホを検出し、その場まで移動するPepper。Pepperが1人で移動し、「やあ松山くん、ぼっちだったので相手をしに来ました。何を食べてたんですか?」と話しかけました。また、「なにかやって」というと、豆知識を披露してくれます。

 

 

 

おめでとうございます!!   「ぼっちだったので相手にしにきました」という上から目線のセリフにもセンスを感じます!!  

ぼっちの検出にはちょっと無理があるかなーと思いましたが、角先生の「ぼっち席はだいたい決まっているから、そこに人が座ったら近寄るでもいいんじゃない?」という言葉には納得。

MashupAwardsのハッカソンでPepperを使った作品をいくつか見ていますが、人のもとに近づいていく作品は初めてでした。ソフトバンクロボティクスの方も「Pepperを歩かせる作品はめずらしいですね。壮大な大地である北海道だからこそでたアイデアなんですかねー?」っといってましたw。

 

 

今回の作品は、限られた時間であるプロトタイプで終わらせず、完成させてMA11に応募したら2ndSTAGEまで進出できるのではないか?と思わせるほどどの作品も尖っていました。他の作品も続けてご紹介します。  

 

 

<その他の作品>

①作品名:踊りみんぐ /チーム名:すごいチーム

hacklog.jp/works/3501

ジェスチャーで驚くほど簡単に楽しくHTMLコーディングができるサービス。 Kinect を利用して音声認識とジェスチャーからHTMLコードを出力します。 コーディングが目的ではなく、楽しむのが目的。すごいインターフェース=楽しいインターフェースと考えました。 ジェスチャーで表現できるタグの数は約14種類あります。例えば、右手を上げながら『今日のお昼ご飯』と話すとH1タグに囲まれた『<H1>今日のお昼ごはん</H1>。踊りみんぐではコーディングにキーボードは全く利用しません。あなたの声と踊るようなジェスチャーがコーディングに必要なインターフェースとなります。 

 

こちらの作品は小学6年生(しょうくん)もチームの一員としてプログラミングしている作品です。ハッキング中は一番楽しそうなチームでした!

塚田先生のコメントでもありましたが、pepperにやらせると、認識率あがりそうですね。また、自分のジェスチャーが認識されているのかどうか?のフィードバックは欲しいですね。

 

こちらは審査員特別賞を受賞しました!

 

 

 

③品名:POP PEPPER
hacklog.jp/works/3505

あらすじは感情豊にナレーターがしゃべってくれることで、文字情報で読む以上に感動することがあります。 今回の作品は本屋のポップをPepperが読み上げてくれるというサービス。ただ淡々と紹介するだけでなく,文章の内容を分析し,声に抑揚をつけたり身振り手振りを行います。

 

 

 

こちらの作品はアシアル賞を獲得しました。おめでとうございます。

 

 

 ④作品名:Eye Morse /チーム名:Eye Morse

hacklog.jp/works/3506

目の瞬きでモールス信号を送れるサービス。両手がふさがっている状態でもメッセージをアプリで返したい。そのようなすごいインターフェースを作りたかったとのこと。

 


 

地味なプレゼンですが、めっちゃ目をパチパチさせ、瞬きしてます!(みんな静かに見守ってる様子をイメージしてみてください)
審査員の方からは、モールスで文字を送るのは大変だから、対応表などをつくっておいて、簡単に何かが伝わる形にするといいかもね。というアドバイスもでていました。昨年のインテルハッカソンでつくられた、こっそりコミュニケーションするデバイス「Aishintel (愛しィンテル)」を思い出した作品でした。
GoogleGlassや自作眼鏡などハード部分にとても時間がかかったけれど結局どれも失敗におわり、今回のデモは視線解析デバイスを利用したとのこと。JINSのMEMEならその部分の時間がめちゃ短縮できたかも!!

 

こちらの作品は、Kintone賞を獲得しました。おめでとうございます。

 

 

発表された作品は以上です。

 

 

■イベント風景

ここからは時系列にイベントの様子をレポートしたいと思います。

 

・オープニング

最初は伴野さんからMAなどの説明。今回のハッカソンは学生部門賞の予選になり、最優秀賞は東京で行われる部門賞決勝に進出できます。

 

 

・アイスブレイク
続いてはアイスブレイク。お題は「すごいインターフェースを感じるドラ◯もんのひみつ道具」。

書いたら同じテーブルの人にあててもらいます。

 

 

・インプットタイム

今回は以下の3社の方にAPIの説明をしていただきました。

kintone API(サイボウズ株式会社 )
└ドラッグ&ドロップで簡単にデータベースが構築できる、クラウド型のデータベースサービス
Monaca(アシアル株式会社)
└クラウド型のHTML5ハイブリッドアプリ開発プラットフォーム
Pepper(ソフトバンクロボティクス)
└ソフトバンクロボティクスが提供するコミュニケーションロボット

 

 

・アイデアソン

ここからはアイデアを考える時間になります。まずは蜂の巣でテーマと説明いただいたAPIなどについてさらに掘り下げて考えます。

 

 

一旦書き出したら、同じテーブルの人にどんなことを書いたのかシェア。

 

 

キーワードを書き出したら、今度はそのキーワードを種にして、アイデアを考えてもらいます。

 

 

どんなアイデアを考えたのか、1人1人発表。

 

 

似たようなアイデアや、気になったアイデアを発表した人とチームを組んでいきます。

 

 

チームがきまったらチームアイデアソンです。

 

 

途中でランチを食べながら

 

 

研究室から、いろいろと小道具もってきたw。

 

そして、今回のハッカソンで作るアイデアについて発表してもらいます。

 

 

・ハッキングタイム

そのあとはひたすらモクモクはっきんぐ。

 

 

 

 

小学生がキネクトを一生懸命勉強してます。

 

 

こちらはPepperと悪戦苦闘。

 

 

そして2日目は、みんなすぐにもくもくです。

 

2日目の昼ははやいですよー。

 

 

残り時間も残り3時間をきりました。そろそろプレゼン資料作成もはじまります。

 

 

そんな時間ですが、レッドブル投入!

 

 

残り時間あと少し…というところで、Pepperがオーバーヒート。緊急停止ボタンを押しながら内輪で冷やします。

 

 

チームで同じ画面をみているのは、最後の仕上げの証拠。

 

 

あと5秒。そして終了!!

 

 

プレゼンは外からも見える位置でセッティング完了。奥の方に見学者も座ります。

 

 

審査員のみなさまも席につき、早速プレゼン開始です。

 

 

プレゼンが終わり、結果発表は、「ヒューマンインタフェースシンポジウム2015」学会のレセプションで行いました。

 

 

最優秀賞は、No More ぼっち飯です。おめでとうございます。

Pepperを1台大学においていくことになったので、部門賞決勝までに作品のプラッシュアップをしてくれることを期待しています。

 

最後はみんなで集合写真!みんなお疲れさま!!

 

今回のハッカソンにあたり、会場手配や集客などをしていただいた、塚田先生。

本当にありがとうございました。

 

 

<関連ブログ>

Pepper全国行脚!Mashup Awardに同行して函館でハッカソン /アルデバラン・アトリエ秋葉原

 

蛇足

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今回のハッカソンで一番はじめに受付に来たのは小学生のしゅんくん。すでにiPohneアプリなどを作成してリリースしている強者。

大学生の中で大丈夫かなーっと思っていたけど、キネクトが触れたのがとても楽しかったようでよかったです。

おとうさんいわく「初日は楽しすぎたようで、興奮してなかなか寝てもらえませんでした」といっていました。嬉しいですね。

 

今回、参加人数は少なかった(+全員が学生)でしたが、どの作品もアイデアが尖っていました。そのままでは準決勝に進出するのは厳しいかもしれませんが、先生たちのアドバイスを実装できれば、作品として成長し、準決勝(2ndSTAGE)に勝ち上がりそうな作品ばかりでした。

はこだて未来大学のレベル、恐るべし!!

 

でも、なんだかすごくいいハッカソンだと思えたのは、参加している学生が作ることを楽しんでいたように見えたからかな。
学生のいいところって、固定概念にとらわれないところだと思ってるんです。

自由な発想をして、純粋にものづくりを楽しんでいるように見え、個人的には、とてもMashupAwardsらしいハッカソンだったなーって思いました。

 

ちなみに、今回ホストいただいた塚田先生はMashupAwards6(5年前)にハード作品を応募して優秀賞に選ばれた強者。
その際に作られた作品はこちらです。
●作品名:tag tansu

poster

概要:フックに洋服を掛けるだけで、手軽に洋服を撮影・分類・アップロードして、自分だけのオンライン洋服データベースを手軽に作成・活用できるマッシュアップ・クローゼット。

 

先日行ったNAISTハッカソンをホストいただいた荒川先生もMashupAwards6の受賞者です。
そんな風に、過去にMashupAwardsに関わってくれた人達が、今度はホストという立場で協力いただけたことも、今回のハッカソンの嬉しい事の一つでした。

 

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