ヒーローズ・リーグ2019が終了したので、ヒーローになった作品を紹介したいと思います。
審査する基準や人が変われば評価される作品も変わります。旧MashupAwardsでの多様性あふれる作品の数々を審査してきて、「一つになんて決められない」という思いから、たくさんのヒーローが誕生するヒーローズ・リーグへとカタチを変えました。今年は以下の12のリーグが開催され、これらのヒーロー作品をみていただくだけで、多様な作品に触れられるかと思います。
ここでは、それぞれの決勝プレゼンでのデモ動画を紹介します。受賞理由などは受賞作品一覧からご覧ください。
・MAリーグ:自由な開発と、技術的なこだわりと、ワクワクする作品を生み出すヒーロー
・IoTリーグ:イケてるIoT作品を生み出すヒーロー
・MAIDリーグ:アートとテクノロジーを融合された「体験」を生み出すヒーロー
・VUIリーグ:あたらしいVUIを創造するヒーロー
・おばかアプリリーグ:むだにかっこよくて、ばかばかしくて面白い作品を生み出すヒーロー
・オレトクリーグ:誰のためでもない、とにかく自分が欲しいものをこだわって作ったヒーロー
・CIVICTECHリーグ:テクノロジーを活用し自分達の社会を少しでもよくする作品を生み出すヒーロー
・学生リーグ:斬新で自由なクリエイティビティを表現した学生のヒーロー
・ルーキーリーグ:MAをきっかけに人生がかわるポテンシャルをもつヒーロー
・XUIリーグ:未来のユーザーインターフェースを生み出すヒーロー
・推しキャラリーグ:自由に技術を組み合わせて、あなたのイチ推しのキャラクターを生み出すヒーロー
・LINEリーグ:LINEサービスを使用し、大胆にonlineとofflineをつなげるヒーロー
MAヒーロー3作品
自由な開発と、技術的なこだわりと、ワクワクする作品を生み出すヒーロー
=MAリーグ決勝審査会=
・イベントページ(connpass)
・つぶやきまとめ(togetter)
・写真(Flickr)
IoTヒーロー
イケてるIoT作品を生み出すヒーロー
断末魔レモン搾り
=作品概要=
「居酒屋でレモン頑張ってるじゃん。だから、レモンを自分ごとにして体験し、レモンに感謝するデバイス」とのこと。
レモンを搾ると、レモンの断末魔が聞こえる。
>Protopedia(作品ページ)
=決勝審査会=
・イベントページ(connpass)
・つぶやきまとめ(togetter)
・写真(Flickr)
MAIDヒーロー
アートとテクノロジーを融合された「体験」を生み出すヒーロー
メイト
=作品概要=
とんがり帽子を頭に乗せると、同じ色のメイト(仲間)が登場し、鑑賞者のマネをしながら動きます。
>Protopedia(作品ページ)
VUIリーグ
あたらしいVUIを創造するヒーロー
メガネを探すメガネ-メガネを探すZ
=作品概要=
「メガネ メガネ」と呟いた時メガネが光る!?
眼鏡をなくしたときに、「眼鏡、眼鏡…」と言うと『メガネを探すZ』が光って音を出してくれるので、音と光を頼りにそれをかければ、安全に眼鏡を探すことができる。
>Protopedia(作品ページ)
おばかヒーロー
むだにかっこよくて、ばかばかしくて面白い作品を生み出すヒーロー
波動ティッシュ
=作品概要=
MAリーグと2冠。
=決勝審査会=
*オンライン選考のためプレゼン審査なし
(写真はMAリーグのもの)
オレトクヒーロー
誰のためでもない、とにかく自分が欲しいものをこだわって作ったヒーロー
Twitter for PC-G850
=作品概要=
MAリーグ、学生リーグと三冠をゲットしたこの作品。
二度目の発表のオレトクリーグでは漢字変換を実装してきました。PDD(プレゼン駆動開発)を続けて、発表のたびに進化していた作品。
>Protopedia(作品ページ)
CIVICTECHヒーロー
テクノロジーを活用し自分達の社会を少しでもよくする作品を生み出すヒーロー
ハイパー筋電位電動車いす(テンプラー筋電位if)
=作品概要=
手足を使わずに操縦する電動車いすシステム。歯を噛みしめるときに発生する筋電位により操作する筋電位マウスを開発、筋電位電動車いすのインターフェイスシステム。
>Protopedia(作品ページ)
学生ヒーロー
斬新で自由なクリエイティビティを表現した学生のヒーロー
Twitter for PC-G850
=作品概要=
MAリーグ、オレトクリーグと三冠。
学生リーグの発表が最初でしたが、が、この際には漢字変換が未実装。PDD(プレゼン駆動開発)を続けて、発表のたびに進化していた作品。
>Protopedia(作品ページ)
ルーキーヒーロー
MAをきっかけに人生がかわるポテンシャルをもつヒーロー
文庫の顔
=作品概要=
本が好きなので本を浴びたいという欲求から生まれた、文庫本の表紙を、ただただ眺められるサイト。最新の文庫の情報が並んでたり、散りばめたり、棚に配置したり。出版社・年代で絞込もできる。 タイトルは国立国会図書館のサーチAPI、OpenBDで表紙の画像を取得。three.jsで立体感を出している。
>Prodopedia(作品ページ)
=決勝審査会=
*MAリーグ内で審査
XUIヒーロー
未来のユーザーインターフェースを生み出すヒーロー
方位自身
=作品概要=
常に北が振動するコンパスループになっており、数週間使うことで、方位・位置情報を知覚する第六感、マグネティックシックスセンスを身につけることができる。人間ハックの作品。
触覚なので動画では伝えきれずorz.
>Protopedia(作品ページ)
=決勝審査会=
・イベントページ(connpass)
・つぶやきまとめ(togetter)
推しキャラヒーロー
自由に技術を組み合わせて、あなたのイチ推しのキャラクターを生み出すヒーロー
ねむねむくん
=作品概要=
人とロボット(temi)が一緒に生活しているような経験を提供。睡眠サポートや予定確認など可能。
mesh -> IFFFT -> android -> Google App Script
>Protopedia(作品ページ)
=推しキャラリーグ決勝審査会=
*オンライン選考のためプレゼン審査なし
(デモ動画はMAリーグのもの)
LINEヒーロー
LINEサービスを使用し、大胆にonlineとofflineをつなげるヒーロー
てぶらく
=作品概要=
保育園に着替え等をたくさん持参する保護者の方々の手間を減らし、子育てを楽しんでもらうことを目的とした”保育園サブスクリプション・サービス”。着替えが必要な際は、園にあるてぶらくの在庫から着替えなどを使える。基本使用料にはサービス利用料と規定回数分の物品使用料が含まれている。支払いはLINE Pay。
>Protopedia(作品ページ)
=LINEリーグ決勝審査会=
*オンライン選考のためプレゼン審査なし
(デモ動画は関西予選のもの)
ヒーローになったみなさま、おめでとうございます!
蛇足
各リーグを一緒に運営いただいた方々にヒーローという形で選んでもらいましたが、もちろんヒーローはそれだけではないはずです。審査する基準や人が変われば評価される作品も変わります。賞をあげる人の数だけ、ヒーローは存在するんです。ヒーローズ・リーグでは自分が「wow」とおもった作品について賞状を渡すという制度(個人賞制度)を導入しています。
そして今年はこんな動画も!
「受賞」は人生を変えてしまうほどの力を持ちます。自信を与え、次のアクションに大きな影響を与えます。授与する人が増えれば、受賞はおのずと増えます。それは、自信をもつクリエイターが増え、新しいアクションが増えることにつながります。
「Wow」って思ったら、それを伝えることがもっともっと広がってほしい。そのことはきっと、「モノづくり楽しい」って思う人を広げることにつながり、さらには、「つくること」が当たり前の世の中に近づく一歩だとも思っているので。
何かがほしい、必要とおもったら、「買う(消費する)」のではなく、「つくる(生み出す)」ことが先に脳裏によぎる人になると、世の中のいろんなものの解像度があがりますよ。完成品だけを見るのではなく、構造や素材を気にしたり、分解する癖がつくんじゃないかな。そしたらいろんな「オリジナル」をうみだせるようになって、きっと楽しいはず。私はまだまだですが。
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