モノづくりが大好きなコミュニティが総集結!モノづくりの輪よ。もっと広がれ!
今年のMashupAwardsは、初めての試みとして、モノづくりを楽しむ全てのITクリエイターの発表、そして出会いの場として「FESTA2016」を2016年12月17日に開催しました。
2つのキーノートスピーチ、9つのコミュニティから合計で17ものLT(ライトニングトーク)を発表。そして最後にMashupAwards2016の決勝を行いました。隣の部屋では、26作品の展示や、MashupAwards受賞者の記念撮影も同時に開催。
今回のイベント「FESTA2016」は、MashupAwardsの参加者だけでなく、Azureなどのユーザーグループ(JAZUG)、IoTLTなどのエンジニアコミュニティと協力し、
・さまざまなモノづくりを楽しむコミュニティを知ってもらい、参加してもらいたい
・もっともっとモノづくりを楽しんで欲しい!
・この輪がもっと広がってほしい!
そんな想いで開催しました。
■圧倒的な存在感を見せた「ギャル電」のLT
多くの発表(17ものLT)が行われた中で、圧倒的な存在感を見せたLTを紹介したいと思います。
それは、IoTLTの大将として発表されたギャル電の発表になります。
・タイトル:電子工作でパリピにモテてきた by ギャル電 (リンクから動画にとびます)
今の電子工作にはストリート感がたりない。だからパリピに超モテる電子工作を作ったよー。それが「ウェアラブルゥ・IoTィ・デコトラァ・キャップ!!」結果、パリピに超モテモテ!光ってればモテる!
現場に行って意見も聞いてきたよ。パリピは、光るモノはだいたい好き。なのに電子工作知らない。ってことは・・・ブルーオーシャン!電子工作はもっとストリートにでるしかないよー!
重要な事なのでもう一度いうよ。「とりあえず、光ればもてっから!」
光らせ方もストリートでチューニングするという現場力の強さ!
発表後も大人気。審査員の方も含め、たくさんの人がギャル電との写真を撮影してました。
圧倒的支持をうけたこちらのLTは、ぜひ動画(ギャル電編)でもみてください!
それでは、その他のコンテンツ(キーノート、ユーザグループ対抗LT、コミュニティ対抗LT)なども簡単にご紹介していきたいと思います。
■キーノート
キーノートはMashupAwards2016の審査員でもあるお二人に、「モノづくりにおける世界の、これからの考え方やあり方」についてお話いただきました。(リンクから動画にとびます)
「WEB APIのこれまでとその先の世界へ」 by 藤川 真一氏 /BASE株式会社取締役CTO
最初のキーノートは企業戦略としてのAPIの利用事例などを含めてAPIビジネスについです。
藤川氏「APIは開発者とのコミュニケーション手段であり、何をどう提供していくのかはエコシステムに影響を与える。これやると儲かるよねっというAPIデザインパターンがでた瞬間に、(エコシステムが充実し)APIビジネスが信頼され本当のMashup時代となるだろう」
「Mash Up のその先へ『育てるように作る楽しみ』」by 久下 玄氏 / coiney,Inc / tsug,LLC プロダクトストラテジスト
久下氏「コイニーのプロトタイプを作るのも楽しいけれど、プロダクトを作ることも楽しんでほしい。プロトタイプは人と触れ合うことでプロダクトに進化していく。いろいろなイベントに参加してプロトタイプに触れてもらい、長期的なプロダクトができることを期待している」
■対抗LT
複数のコミュニティにLTをしてもらい、一番おもしろかったLTを観客の投票できめるこの対抗LT。優勝コミュニティにはたくさんのビールが贈呈されました。
UG対抗LT 〜サービスを使い倒すとこうなる〜
まずは、MashupAwardsのサポート企業でもおなじみの、5つのユーザーグループに、それぞれのサービスを使い倒すとこんなこともできるよ!(こんな面白い使い方だってあるよ!)というLT対抗戦を行いました。
[1位]
JAZUG(Japan Azure User Group):Microsoft Azureを学び、楽しみ、活かす、日本ユーザーグループ
「イケメンドミネーター」 by 栂井 良太氏
突然ですが、イケメンを憎いと思ったことはないですか!?テクノロジーでイケメンという概念を覆してやろうと、思い、イケメンを殺す銃を作りました!それがイケメンドミネーター。
イケメンの画像を学習して、イケメン特徴点を抽出し、イケメンの判断基準を作成。イケメンという判定をした相手を撃ち殺すことが出来るようになります。
さらに、イケメンの判定材料に自分自身の顔を使用することにより、イケメンの基準を自分にすることが!つまり、世の中のイケメンの基準を自分自身に寄せることができるのです!!そうAzureならね!
圧倒的な差で、ビール300本ゲットです!
残念ながらビールは獲得できませんでしたが、以下の4つのユーザグループからも発表いただきました。
・TwilioJP-UG : クラウド型電話&SMS API Twilioのユーザーグループ
「電話だけじゃない! Twilio で実現するコミュニケーション革命」by 本間 皇成氏
・Pepperコミュニティ
「Mashed up with Pepper! 」by 髙橋 一行氏
・MESHで作ってみた!友の会
「オラに元気を分けてくれ!MESH元気玉」by Ktrips 吉田 顕一氏
・BMXUG(Bluemix User Group)
「Watsonを使ってVoiceControllerを作る!」by葛 智紀氏
コミュニティ対抗LT〜もの作り天下一武道会〜
次はエンジニアコミュニティ対抗LT!自分たちが作った作品自慢からコミュニティ紹介などをしていただきました。
こちらの対抗戦は、先鋒、中堅、大将とそれぞれ3名がLTを行い、総合点数で優勝をきめたのですが、圧倒的な強さをみせた「ギャル電」に牽引され、IoTLTが優勝です!ビール500本ゲット!
(それぞれ発表タイトルのリンクから動画を見ることができます。)
[1位] IoTLT (IoT縛りの勉強会)
IoTならなんでもありのLTの会。みなさま自分の作品説明ばかりで、誰もあまりコミュニティの説明をしなかったので、なんとなく興味をもたれた方は1/14(土)の夜に行われる新年会に参加してみてください。
・先鋒:「IoTLTで登壇したら○キロ痩せました!」by ちゃんとく氏
・中堅:「IoTで美味しい漬物を作りたい。」by しのはら氏
・大将:「電子工作でパリピにモテてきた。」by ギャル電氏
IoTLTは、なんだかとても親しみやすく、参加しやすいコミュニティに感じました。だから、外のコミュニティと違って若いし女の子が多いのかな?(もしくはコミュニティリーダーの影響かな?)
おうちハック同好会 (自分らしい理想の住まいを追求している人たちの集まり)
自分はもともとスマートハウスの研究者ですが、今はもう誰でもおうちハックできる時代。野生のおうちハッカーが集う空間を作り、ノウハウや課題を共有していきたい。みんな何でも自作します。(湯村氏)
・先鋒:「Re: ゼロから始めるおうちハック生活」 by 石田 陽太氏
・中堅:「おうちハック同好会活動」 by 大和田 茂氏
・大将:「おうちハックはどこから来て、どこへ行くのか」 by 湯村 翼氏
おうちハック同好会は、作っているものは面白いものが多いのに、プレゼンは終始真面目という印象(このギャップがGEEKっぽいw)。つくっているものは実用的なモノも多く、自分が欲しい!というものや、このガジェット使ってみたいというものなど、本当にモノづくりを楽しんでいるように感じました。
TMCN (センサー&デバイスに関するオープンなエンジニアリングコミュニティ)
飲み会コミュニティです。アホなものを作るとみんな興味をもって「何のために作ったんですか?」って声をかけてくれます。アホなものを作ってお酒を飲みましょう。(やまざき氏)
・先鋒: 「麦酒」by やまざき★はるき氏(※動画が途中で音声トラブル…すみません)
・中堅: 「パクリ」by 竹内 伸氏 ※寿司フォントがはいってなくてすみません
・大将: 「一人マッパソンへの誘い」by 新里 祐教氏
終始カオスな雰囲気を醸し出すコミュニティでした。酒飲みたいおっさんの集まりですw。ノリは(たぶん)一番いい。とにかく楽しいことしたい!変な人と知り合いたい。そんな人は、こちらのコミュニティにいってみるといいのではないでしょうか?(大将とかまじやばそうw)
ちなみに、当日のアルコールがはやめになくなってしまったのは、こちらのコミュニティが原因とか?!
MashupAwards (日本最大級の開発コンテストの参加者コミュニティ)
エロネタあり、プレゼン中に飲酒あり、どんな作品でも受け入れてくれるITクリエイターのためのコンテスト。目に見える思い出づくりを大切にしているので、発表された作品については全てブログで残し、Twitter、写真もめちゃ残します。思い出づくりしたい人は是非!一緒に思い出つくろうぜ!(安藤氏)
・先鋒:「正しいMAの付き合い方」by ななとななぱぱ
・中堅:「うりゃおい 」by 竹内 能彦氏
・大将:「ものづくり自由形」by 安藤 真衣子氏
真ん中の方、サイボウズという会社の方なんですが…3人の中で一番はっちゃけていた気がします。サポート企業としてイベントに参加しても、ノリで参加者のチームに入ってしまう。モノづくりが好きな人なら、作品だけでなく、人だって何でも受け入れてしまう。それがMashupAwards。
それぞれコミュニティの色がでていて面白かったですねw。気になったコミュニティがあったら、ぜひ参加してみてください。
■作品展示
メインステージの隣の部屋では、26作品の展示が行われていました。その一部を写真でご紹介します。
展示は一部と二部に分かれ、二部はMA2016最終日に怒涛のように応募された寿司作品展示となりました。
ここから第二部(寿司枠)
■こだわった会場
会場のイメージは、Fight Club。メインステージは観客と同じ目線で設計され、360度から見られるステージでいつもとは違ったスタイル。櫓もたて、上からも見ることができます。
会場は暗く、壁には光る装飾をいくつか施してありましたが、気づきました?
360度から見られる観客のステージ
光る装飾物(提灯、壁のワイヤー、企業ロゴ)
展示ルーム+フォトブース
発表の内容などは、臨場感あふれるつぶやきや、写真などを参考にしていただければと思います。
●つぶやきまとめ(togetter)
・UG対抗LT・Keynote http://togetter.com/li/1060463
・コミュニティ対抗LT http://togetter.com/li/1060466
・決勝戦 ForPro http://togetter.com/li/1060468
・決勝戦 ForAll http://togetter.com/li/1060471
・受賞フォト、作品展示 http://togetter.com/li/1060882
・寿司枠 http://togetter.com/li/1060902
●イベント写真(flickr)
・決勝 https://www.flickr.com/photos/100125183@N08/albums/72157676586307960
・受賞フォト https://www.flickr.com/photos/100125183@N08/albums/72157674048661244
・FESTA前半 https://www.flickr.com/photos/100125183@N08/albums/72157677972778825
みなさま!ありがとうございました!
蛇足
MashupAwards2016の初チャレンジはなんといってもこの「FESTA2016」でした。
自分の好きなことをしている人達ってとてもいい空気をだしますよね。プラスのオーラ出している人の中に入ると、オセロ効果で自分も何だかやる気が出て、何かやりたい!って思えたりする。
久下さんも言っていたけれど、「モノづくりの人が増えれば世の中楽しくなってくる」はず。そんな人が増えていく場を、これからも作っていきたいと思うし、そんな思いを持った人達と一緒に何かをしていきたい。
この写真すごく好きです。
最近は、MAなどに参加していた人達が積極的に場作りにも行動しはじめていて、嬉しい限りです。そんな人達のお手伝いもできないかなー…。なんて個人的には思ったり。
そして最後に…。
ピンク軍団のみなさま!本当にお疲れ様でした!(全員を掲載できなてくすみません)
打ち上げ会場、サンドウィッチを提供くださったマイクロソフトさん!本当にありがとうございます!
そして、本田さんをはじめとするWIZグループのみなさまもありがとうございました。
関連する記事
-
大阪ハンズオン|MA2016
バッカソンのプレ勉強会「ハンズオン」〜kintoneとRepl-AI〜
2016.10.27 -
Facebookハッカソン|MA2016
Facebook Messenger Platform ハッカソン ~ジセダイコミュニケーションヲハックセヨ~
2016.10.18 -
オレトク賞決勝|HL2020
徳の高いオレトク!?「silent tap dance」が決勝選出
2020.11.28