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沖縄ハッカソン予選|MA2016

未来型ドライブレコーダ、インターフォンなどが生まれた沖縄ハッカソン

2016.10.09

ハジメテのTwilioとAzureにチャレンジするデザイナー、違う技術にチャレンジするエンジニア
ハッカソンならではのチャレンジが多く見られた沖縄ハッカソン
台風で東京に帰れないかも?っと東京組が心配しながら行われた沖縄ハッカソン予選でしたが、ハッカソン当日はめっちゃ晴天!
人数は少なかったですが、最優秀賞の未来型ドライブレコーダーをはじめ、「耳かきの記録と再生」というMAらしい狂ったエキシビジョン作品など、5つの作品が発表されました。
今回のエキシビジョンで発表した田中さんの作品のように、男の夢を現実とする妄想グッズはきっとMAでは受ける気がします。作品の参考にしてみてください!
それでは、今回のハッカソンで作られた作品を、最優秀作品から紹介していきたいと思います。

■発表作品

まずは最優秀作品からご紹介です。
<最優秀賞>

②サービス名:MESH振ル/チーム名:突貫boyz

運転者の危機管理補助サービス
http://hacklog.jp/works/48451
車の振動レベルに合わせ、運転者がどの様な運転・状況にあるか検知しslackに報告していきます。
振動1レベル(急な左右転回)の際には、運転者のslack に安全を促す警告を通知。休憩を勧められ、近くのぐるなびのお店も紹介されます。
振動2レベル(急ブレーキ)の際には、強めの警告がされ、
振動3レベル(事故の強い衝撃)の際には、事前に登録してある連絡先にtwilioを使って連絡され、Slackには位置情報も送信されます。
 
↓レベル1の際のデモ

審査員の黒田さんからは「こういったものが普及され、高齢者の免許の更新は全体のドライブログをもとに行われるといいなとイメージでき、未来のドライブレコーダーな感じがしました」とお褒めの言葉が。また「普通のドライブレコーダーではなく、お守りというメタファーがいい」という意見も。
最優秀賞おめでとうございます。2ndSTAGE(準決勝)に進出です!(MA2016Tシャツもプレゼント)
こちらのチームはぐるなび賞もゲットしました!
 
今回の最優秀賞は、以下の項目を基準として審査いただきました。
1.アイデア:独自性、新規性、優れた着眼点、発展可能性
2.完成度:2日間の努力が反映されているか
3.デザイン:芸術性、優れた表現技法
審査員のお二人です。

・黒田 樹氏 Recruit Technologies Co.,Ltd.
・須藤 大治郎氏 株式会社PIALab. / 取締役


惜しくも最優秀賞は逃しましたが、他にも素敵な作品がたくさんありました。各企業の独断と偏見で決定する「企業賞」を獲得した作品もあります。

①サービス名:Emotion phone/チーム名:Emotion phoneプロジェクト

自分の表情が笑顔のときに電話を掛けることができるシステム
http://hacklog.jp/works/48454
webカメラで自分の顔を撮影し、マイクロソフトのAPIを使用して「笑顔」判定。笑顔とされたら電話を掛けることができます。
 
↓デモ

審査員の黒田さんからは、「誰と誰がMTGをするときが一番生産性が高いのかなどのピープルアナリティクスにつながるかも?」「営業のテレアポのコンバージョンレートあげるPDCA回すためのアナリティクスに使えるかも?」などの意見もありました。
こちらのチームはTwilio賞ゲットです!


③サービス名:スパイルス/チーム名:チームスパイルス

未来型インターホン
http://hacklog.jp/works/48450
来てほしくない訪問者、また来て欲しい訪問者を顔認識で判断し、撃退、再訪問を促すサービス。MESHの人感センサーで訪問者を感知し、マイクロソフトのCognitive services APIで顔認識をし、来てほしくない人(ブラックリストに入っている人)なのか、来て欲しい人(友人など)なのかを判定。来てほしくない人の場合は、モニターに血が流れ、ガキ使のあの音楽(ででーん)が流れます。
来てほしかった人には「また来てね」という画面になります。
 
↓来てほしくない人(ブラックさん)の時のデモ

審査員の黒田さんからは、「玄関ofIOTみたいな視座でみると、更にアイデアがでてきそう。基本的にシステムでのGatewayがやっている責務を負わせることが出来るはず!」という真面目なコメントと、「音楽が流れた後に “○○アウトー!タイキック!”という音声まで流れてきたらめちゃ焦りますね。」とい笑いをとるコメントもありました!
こちらのチームはマイクロソフト賞をゲットしました!

以上で、発表は終わり…のはずでしたが、技術メンターにきていただいたお二人もハッカソン中にサービスつくってましたよ!!
まずは田中さんの作品から!

■サービス名:耳かきのレコーダーとプレイヤーを作りました

かわいい女の子に耳かきしてもらえる世界を目指して,耳かきの記録と再生を可能にしました
http://hacklog.jp/works/48456

webmoに綿棒をつけ、耳かきを記録。その動きを再生します。可愛い子の記録をゲットできれば、可愛い子に耳かきしてもらえてる気分になる?!
 
↓耳かきデモ

黒田さんからは「好きな女の子に鉛筆削りを渡して計測して、家に帰ってからそれを感じたい!」という提案が!!
続いては楠田さんです。

■サービス名:沖縄のおいしいカレー屋さんを聞いて記録するbot

沖縄のおいしいカレー屋さんをみんなに教えてもらうオレ得なサービス
http://hacklog.jp/works/48457
美味しいカレー屋さんを質問するbot。教えてもらったらそれを自動でリスト化します。
 

↓デモ

自分のほしいものを作るオレ得なサービス!!!これもとてもMAらしい作品でした。
発表された作品は以上です!みなさまお疲れ様でした!

■イベント風景

台風情報は気になるものの、当日はめっちゃハッカソン日和なお天気!  
<インプットタイム>
今回のハッカソンでサポートいただくAPIの説明です。
Twilio(KDDIウェブコミュニケーションズ)
ネットと電話を繋ぐことができる電話&SMS API。電話でできること(VoIP、電話会議、録音、文字を音声変換して再生など)はほとんどできるようになっています。そしてビデオ通信やチャットボットなども作れます。
 
CognitiveServices(日本マイクロソフト)
画像や音声の認識、自然言語によるコミュニケーションなどの人間の認知機能モデルをAPI経由で取り入れることができるサービス。AIっぽいアプリを作ることができます。機能は主に ①見る ②聞く、話す ③言語 ④情報 ⑤検索の5つ。
 
ぐるなびAPI(株式会社ぐるなび)
ぐるなびWebサービスは飲食店検索サイト「ぐるなび」が持つ飲食に関する豊富なデータをAPI経由で提供する無料のサービス。機能は、①レストラン検索API ②多言語版レストラン検索API ③応援口コミAPIの3つです。
 
リクルートからお手伝いにきてくれた技術メンターのお二人の紹介です。デバイスなども持ってきてくれています。WiFi経由でJavascriptを使って動かせるモーター「webmo」がおもしろそう!
 

事務局からも幾つかデバイスやセンサーなどを持ってきています。

説明が終わったら、休憩を含め質問タイムです。
 
一通り調査が終わったら早速アイデアを考えていきます。
<チームビルディング>
個人個人でアイデアを考えていき、それをもとにチームを作っていきます。
まずはキーワードを書き出し、書き出したキーワードを組み合わせてアイデアを考えます。
 

アイデアを考えたら、色んな人にそのアイデアをはなし、アイデアの似ている人や、興味のあるアイデアにジョインしながらチームを作っていきます。
チームができればランチを食べながら今回のハッカソンで作るモノをブラッシュアップしていきます。
  
チームでブラッシュアップされ、今回作る作品のシェア。
 
<ハッキングタイム>
アイデア宣言が終われば、あとはひたすらハッキングタイムです。みなさま早速技術メンターのみなさまに質問にいっています。
 
途中でおやつはいりまーす。
 
創作などもはじまりました。
 
1日の最後は中間報告です。みなさま順調でしょうか?
 
2日目もハッカソン日和です!青い空、青い海…ですが、室内でもくもくします。
 
2日目のランチは早いっす。みんな食べながらも手はとまりません。
 
サポートも続きます。
 
2日目のおやつはPAPICOと蒟蒻畑。
 
PAPICOはハッキングしながら食べられるハッカソンのためのアイスです。
 
プレゼン用の写真撮影も徐々に始まっています。
 
寸劇の練習も始まっています。
 
残り後1時間弱です!

もくもく。追い込みです。
 
台風の接近情報もお伝えしながらも、成果発表の時間です。
 
審査員からの質問やアドバイスを受けながら発表は続きます。
 
発表が終われば懇親会です。紅芋チーズケーキめちゃうま!
 
飲み物も沖縄らしくさんぴん茶とシークワーサージュースもあるよ。かんぱーい(アルコールないけど…)
 
みなさまお疲れ様です。
 
そして結果発表。最優秀賞は「MESH振る」!2ndSTAGE進出です!おめでとうございます。
 
最後は審査員の方に講評いただき、
 
みんなで集合写真。

審査員の黒田さんからは
「手段から入らなければいけないのに、その用途は?ユースケースは?って質問されるので、ハッカソンって難しいですよね。アイデアソンの段階で、一度何を解決するのかという目的まで話をあげてから再度手段の話をすると、作品がシャープになっていくと思います。」
と全体に関してのアドバイスをしていただきました。
みなさま!お疲れ様でした!

・イントロダクション
▶イベント関連リンク


こちらをみていただくと、イベントの盛り上がりがより伝わるかと思います!
・つぶやきまとめ http://togetter.com/li/1032086
・イベント写真 https://www.flickr.com/photos/100125183@N08/albums/72157671262009533
・関連ブログ ・URL/媒体名

蛇足

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昨年のJAISTで行ったハッカソンでの、西本先生のエキシビジョン(骸骨を抱きしめるという…)は狂っていて衝撃的でしたが、その教え子でもある田中さんのエキシビジョンもMAらしい狂ったものでした。この気持ちよさそうな顔www。
今回のエキシビジョンで発表した田中さんの作品のように、男の夢を現実とする妄想グッズはきっとMAでは受ける気がします。作品の参考にしてみてください!
 
左:先生/右:教え子

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