会場外で焼肉(デバック)するとか、サボテンが光を求めて歩きだすなど、おもしろシーン続出
MashupAwards2017、最初の地方予選は南九州ハッカソン。最優秀賞は賞金総額400万円の日本最大級の開発コンテストMashupAwardsの準決勝に進むことができます。
会場は、MAのハッカソンで出会ったチームが生み出したTUKUDDOという鹿児島初のモノづくりスペース。参加者は、会場の鹿児島だけでなく、宮崎、熊本と各地から「何か面白そうだから」という理由できてくれました。(その理由嬉しい!)
今回は、サポート企業できてくれた、「kintone、Arm Mbed 、Pepperを使い倒せ!」というお題のハッカソン。
作られた5作品は、いずれもサポート企業の素材を利用し、マンツーマンで教えてもらっていました。では、どんな作品が作られたのか?全作品をご紹介します。
作品紹介
<最優秀賞>
■作品名:IoY (Internet of Yakiniku)/チーム名:焼肉
肉をカメラで撮り、焼けているか判定した結果をプロジェクタで投影→色弱の方に優しい!
http://hacklog.jp/works/50512
肉をUSBカメラで撮影し、画像をkintoneにアップ。kintoneに格納された画像は別のサーバが取得し、焼けているか判定した結果を画像として作成してkintoneに格納。ローカルでは生成された判定画像をプロジェクタで投影し、どの肉が焼けているのかを一目瞭然とします。
デモはこちら!
【南九州ハッカソン】#MA_2017 IoT Internet of Yakiniku pic.twitter.com/shjW8IXoOt
— MashupAwards@11/13〆切 (@mashupaward) 2017年9月3日
画像解析だけでは無く、温度センサーを用いた肉の焼け度もハッカソン中にトライするなど、焼肉が焼けているのか?という点を、様々な角度から検証を重ねたプロセスが評価に結びつきました。
最優秀賞おめでとうございます。
問題解決というよりは、BBQや焼肉をエンターテイメントにする形にすると面白いかも!?という意見もありましたね。2ndSTAGE(準決勝)に進出です!!
今回の審査員は以下の方にお願いしました。
・門松信吾氏:鹿児島出身でMashupAwardのハッカソンで優勝したアイデアを元に(株)コトコトを創業
審査員による、最優秀賞は逃したものの、他の作品も素敵な作品ばかりでした。
■作品名:秘密の Pepper ちゃん/チーム名:ガチ本村
毎日の愚痴や不満をポジティブな言葉に変えてくれる癒しの Pepper ちゃん
http://hacklog.jp/works/50510
Pepper の会話機能を利用して、あなたがネガティブなキーワードを発すると、即座に Pepper がポジティブ変換した気の利いたフレーズを返してくれます。
デモはこちら!
#MA_2017 秘密のPepperちゃん
【南九州ハッカソン】 pic.twitter.com/qKt8rUoAli— MashupAwards@11/13〆切 (@mashupaward) 2017年9月3日
プレゼンをPepperが始めて、トキドキ開発者がしゃべり、Pepperで終わるという、開発者があまり喋らないの斬新なプレゼンスタイルでした。
こちらの作品は、kintone賞とPepper賞とW受賞でした。
■作品名:ヒボたん 〜 移動式植物栽培ロボット 〜/チーム名:ヒボたん
移動式栽培ロボット ヒボたん。明るい光を求めて歩き回るかわいいヒボたんロボット
http://hacklog.jp/works/50511
生き物っぽさを表現したかったとのこと。歩いてる姿、かわいい!
デモはこちら。
【南九州ハッカソン】#MA_2017 ヒボたん pic.twitter.com/d8GhxKAq3x
— MashupAwards@11/13〆切 (@mashupaward) 2017年9月3日
■作品名:○○さんダッシュ/チーム名:○○さんダッシュ
誰かと一緒に体験を共有したいときに押すボタン!
http://hacklog.jp/works/50515
誰かと何かを始める時にかかるエネルギーを最小限に抑えるために気軽に押せるボタンが欲しいとおもい開発。ボタンをおすと通知がくる。通知がきたらそこにダッシュして行く!?MESH(ボタン)→Kintone→twilio→携帯!
拘ったのは物理ボタン。
デモはこちら!
【南九州ハッカソン】#MA_2017 ○○けんダッシュ pic.twitter.com/00sStvUEG2
— MashupAwards@11/13〆切 (@mashupaward) 2017年9月3日
■作品名:わたしをたべて/チーム名:ベルボ
冷蔵庫の食材の消費期限を、ペッパーがお知らせする
http://hacklog.jp/works/50516
期限切れの食材をなくしたい。そしてお年よりが、カビの生えたパンを食べていたこと等を防ぎたいという目的で開発。meshのBRIGHTタグで冷蔵庫の開閉を認識。冷蔵庫が開いてて、当日の消費期限の食材を検索しPepperが声でお知らせします。
デモはこちら!
【南九州ハッカソン】#MA_2017 わたしをたべて pic.twitter.com/0iTn6iDlRe
— MashupAwards@11/13〆切 (@mashupaward) 2017年9月3日
今回のハッカソンで作られた作品は以上です。
一覧はこちらから→ http://hacklog.jp/events/116
技術サポート
今回のハッカソンでは、Pepepr、kintone,armMBED等の技術をサポート頂きました。
<Pepper>
専用SDK(Choregraphe)を使用することで自由にアプリ開発を行えるプラットフォームとして活用可能。ビジュアルプログラミングに対応し、アイディアを直感的かつ簡単に形にできます。
<kintone>
ドラッグ&ドロップでデータベースを設計可能。プログラム経験がない方でも簡単にWebアプリケーションを作成でき、REST APIによる拡張で様々なサービスとも連携できます。
<armMBED>
ARM Cortex-Mプロセッサコアを使用したMCU開発プラットフォーム。オンラインコンパイラなどを使用して、センサ制御やネットワーク接続機能を素早く簡単に開発できます。
イベントの様子
2日目は桜島が噴火!
そんな中、作品ができる工程をご紹介。
歩くサボテンができるまで
焼肉のデバック風景
通行人の家族に「何してるんですか?」なんて話しかけられる風景も!
モクモク(黙々)
ここは、マンツーレッスン
番外編としてこちらもご紹介。
当日は結構暑かったんですが、団扇でパタパタしていたら、USBファンが渡され、首振り機能がほしいといったら、サーボモータを渡されたArm渡會さん。
団扇でパタパタしてたら、「これどうぞ」とUSBファンを渡される。「首振り機構が欲しいっすねー」と言ったら、「これどうぞ」とサーボモーターを渡される。この流れは… #MA_2017 pic.twitter.com/qxJXKqFDeI
— 雪だるまの人 (@toyowata) 2017年9月2日
そしたらこんなもの(首振り扇風機)作っちゃったw。
完成した。涼しくて良いわこれ。 #MA_2017 pic.twitter.com/cFlmxBE2xA
— 雪だるまの人 (@toyowata) 2017年9月2日
さすがですねw。
MashupAwards2017
今年も賞金総額400万円の日本最大級の開発コンテストであるMashupAwardsが始まりましたよー。
今年の変更点などは、キックオフブログなどを参考にしてみてください。
→【MashupAwards2017応募開始】キックオフ〜言葉じゃ伝わらないから作るんだ〜
応募〆切だけは大切なのでこちらの書いておきますね。11月13日(月)ですよ!!
イベント関連リンクこちらをみていただくと、イベントの盛り上がりがより伝わるかと思います!
●つぶやきまとめ(togetter) : https://togetter.com/li/1146990
●写真(flickr) :https://www.flickr.com/photos/100125183@N08/sets/72157688522421195/
蛇足
鈴木まなみ(@Rin2tree)
鹿児島行きたかったよー。さつまあげ食べたかったよー。
絶対別で鹿児島イベント企画して、こんどこそはTUKUDDOいくんだ!
それにしても、みんな作りたいモノ作ってる感があって、楽しそうでしたね。
トガッたもの、作りたいものを作っていたり、新しい技術にチャレンジしてくれたりと、とってもMAらしいハッカソンだった気がします。
松川進
今回は鹿児島だけでなく、熊本、宮崎からも、ものづくり仲間を探しに熱量高い参加者が集まってくれました。 地域のものづくり文化が進んでいくのは見ていてワクワクしますね!
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