【MA:Techblog／melocy API】演奏の投稿・検索ができるmelocy API

Mashup AwardsのTechblogでは寄稿を頂くスタイルでも、APIのご紹介をして参ります。

今回の記事はMA11のAPIパートナーである、株式会社ignote 中西孝之さんからの寄稿です。

melocyAPIは音の合成のほか、高く評価されている音源を取得し使用することのできる、音楽に関するAPIです。

本記事では、API利用のはじめの一歩になるHOW TOを説明いただいています。

はじめまして！おなじみのみなさんにはコンニチハ！ melocyの開発・運営をしている、なかにしといいます。

今回はMAブログをお借りして、melocy APIについてご紹介します。

Melocyとは？

楽器や歌を重ね録りして投稿発信できるアプリ・サービスです。

歌うひとや楽器のできるひと同士が、サービスをとおしてマッチング、曲を録音・投稿・発信することで、プレイヤーとプレイヤーまたはプレイヤーとファンがマッシュアップしていくことができます。

http://melocy.com/

過去、MA8に応募しファイナルまで進出するも、惜しくも最優秀賞を逃してしまいました。

その後MA9からAPI提供を開始し、melocy利用のなかでも優秀な作品にmelocy賞を贈呈しています。

また今年のMA11でも継続してmelocy APIを提供しており、音楽に関連した新しいアイデアの出現を楽しみにウォッチしています。

ちょっといいカンジの音楽グッズを賞品にと計画していますので、ぜひご利用ください！！

API詳細については、こちらでリファレンス資料を公開しています。

http://ignote.jp/melocy/ma/

melocy API

さてこのmelocy APIですが、大きく2系統の機能を公開しています。

ひとつは楽曲検索、もうひとつは楽曲投稿です。

この記事では、楽曲検索系のなかから絞り込み検索APIを例にご紹介しようと思います。

http://ignote.jp/melocy/ma/#mix/search/

絞り込み検索APIは、melocyに投稿されている楽曲のなかから、条件にあうものを1件ランダムで取得できるようになっています。

検索条件は、テキスト・再生回数・Cool数・パート・録音時間の5種類。組み合わせた場合はAND検索です。

ちなみにCoolというのは、melocy内での「いいね」のような評価ポイントです。

曲のなかのCool!と思ったタイミングでボタンを押してつけることができて、ひとり1曲あたり20Coolまでとなっています。

多ければ多いほど、評価が高い曲ということになりますね。

実践

実際にAPIをコールしてみましょう。

つくりはシンプルですね。検索条件をJSONで記述して、HTTP GETでデータを取得します。PHPで書くとこのようになります。

[php]
<?php
$condition = array(
array(
“type” => “Cools”,
“equation” => “great”,
“value” => “140”,
)
);
$url = “https://melocy.com/ma/mix/search?conditions=”. json_encode( $condition );
$res = file_get_contents( $url );
$mix = json_decode( $res );
?>
[/php]

取得できるデータの構造は、こちらを参照ください。

http://ignote.jp/melocy/ma/#mix/info/

そのまま続けて、簡単に曲を再生できるコードを書いてみます。

[php]
<html>
<body>
<h1><?php echo( $mix->{“title”} ); ?></h1>
<audio src=”<?php echo( $mix->{“url”} ); ?>” controls></audio>
</body>
</html>
[/php]

ついでに、下記のアドレスを使えばmelocy WebページやiOSアプリを呼び出すことができます。

Webページ : http://melocy.com/m/{mix_id}

iOSアプリ : melocy://mix?{mix_id}

ここまでのサンプルをこちらで公開しています。参考にしてみてください！

http://melocy.azurewebsites.net/search_sample.php